iPhone SE4の噂まとめ:発売日はいつ?スペックや価格、SE3との違いを徹底解説
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。
Appleが次期スマートフォン「iPhone SE(第4世代)」の発売に向けて準備を進めているようです。
iPhone SEシリーズは、旧モデルのボディに最新のチップを搭載することで、低価格ながら高性能なモデル。日本でも高い人気を誇ります。
第4世代となるiPhone SE4では、パーソナルアシスタントを謳うAI「Apple Intelligence」に対応するほか、ボディデザインの大幅変更と画面サイズの拡大、指紋認証「Touch ID」の廃止などが噂されています。
この記事では、現時点で判明しているiPhone SE4の発売日やスペック、カメラ性能、価格、前機種となるiPhone SE3との違いなど、購入を検討している人が気になるポイントをまとめています。
iPhone SE4の発売日はいつ?
現時点でAppleは、iPhone SE4の発売日について明らかにしていません。
それでもAppleの未発表製品について最も信頼できるMark Gurmanは2025年4月までに発売されると報じています。
これまでに発売されてきた3機種のiPhone SEシリーズはいずれも3月に発売されていることを考えると、iPhone SE4もその可能性が高そうです。
機種名 | 発表日 | 予約開始日 | 発売日 |
---|---|---|---|
iPhone | 2007年1月9日 (火) | 予約なし | 2007年6月29日 (金) |
iPhone 3G | 2008年6月10日 (火) | 予約なし | 2008年7月11日 (金) |
iPhone 3GS | 2009年6月9日 (火) | 2009年6月18日 (木) | 2009年6月19日 (金) |
iPhone 4 | 2010年6月8日 (火) | 2010年6月15日 (火) | 2010年6月24日 (木) |
iPhone 4s | 2011年10月5日 (水) | 2011年10月7日 (金) | 2011年10月14日 (金) |
iPhone 5 | 2012年9月13日 (木) | 2012年9月14日 (金) | 2012年9月21日 (金) |
iPhone 6 | 2014年9月10日 (水) | 2014年9月12日 (金) | 2014年9月19日 (金) |
iPhone 6s | 2015年9月10日 (木) | 2015年9月12日 (土) | 2015年9月25日 (金) |
iPhone SE | 2016年3月22日 (火) | 2016年3月24日 (木) | 2016年3月31日 (木) |
iPhone 7 | 2016年9月8日 (木) | 2016年9月9日 (金) | 2016年9月16日 (金) |
iPhone 8 | 2017年9月13日 (水) | 2017年9月15日 (金) | 2017年9月22日 (金) |
iPhone Xs | 2018年9月13日 (木) | 2018年9月14日 (金) | 2018年9月21日 (金) |
iPhone XR | 2018年9月13日 (木) | 2018年10月19日 (金) | 2018年10月26日 (金) |
iPhone 11 | 2019年9月11日 (水) | 2019年9月13日 (金) | 2019年9月20日 (金) |
iPhone SE (第2世代) | 2020年4月16日 (木) | 2020年4月17日 (金) | 2020年4月24日 (金) |
iPhone 12 | 2020年10月14日 (水) | 2020年10月16日 (金) | 2020年10月23日 (金) iPhone 12 mini | Pro Maxは11月13日 (金) |
iPhone 13 | 2021年9月15日 (水) | 2021年9月17日 (金) | 2021年9月24日 (金) |
iPhone SE (第3世代) | 2022年3月9日 (水) | 2022年3月11日 (金) | 2022年3月18日 (金) |
iPhone 14 | 2022年9月8日 (木) | 2022年9月9日 (金) | 2022年9月16日 (金) iPhone 14 Plusは10月7日 (金) |
iPhone 15 | 2023年9月13日 (水) | 2023年9月15日 (金) | 2023年9月22日 (金) |
iPhone 16 | 2024年9月9日 (月) | 2024年9月13日 (金) | 2024年9月20日 (金) |
デザイン
iPhone SE4のデザインは、複数の人物によってレポートされています。
前作まではiPhone 8をベースにしたデザインを採用していましたが、ノッチを採用したiPhone 14、またはダイナミックアイランドを採用したiPhone 15 / 16をベースにしたデザインに変更される可能性が高いです。
いずれにしても前面はほぼすべてスクリーンで構成されたオールスクリーンデザインに。側面はスタイリッシュな印象を与えるフラットな形状に変化します。
ホームボタンが廃止
iPhone SEシリーズの特徴の1つがホームボタンでした。
直感的に操作できるホームボタンは初めてiPhoneを使う人でも迷いにくく、ボタンを1回押すだけで、いつでもホーム画面に戻ることができるため、シンプルでわかりやすいメリットがありました。
ほかにも最近使ったアプリを一覧表示して素早く切り替えたり、Siriの起動、スクショの撮影にも利用できるなど、利便性の高いボタンでしたが、オールスクリーンデザインに変更されるiPhone SE4ではホームボタンが廃止されます。
ホームボタンが廃止されることによって操作方法が「ジェスチャー操作」に変更されます。
大きさと重さは大幅アップか
デザインがiPhone 14ベースに変更されることで、本体の大きさや重さも以下のとおりに変わることが予想されます。
iPhone 14 | iPhone SE3 | |
---|---|---|
高さ | 146.7 mm | 138.4 mm |
幅 | 71.5 mm | 67.3 mm |
厚さ | 7.80 mm | 7.3 mm |
重さ | 172 g | 144 g |
指紋認証が廃止。顔認証「Face ID」に
ホームボタンの廃止に伴い、指紋認証「Touch ID」も廃止されます。
iPhone SE4では、顔認証「Face ID」が導入され、iPhoneを顔の前にかざして画面ロックを解除したり、Apple Payで決済することになります。
マスク利用時は認証精度が悪化するため、不便に思う人もいると思います。ただし、最新のiOSでは、マスク着用時であることを検知すると、目の周りの特徴を認識して認証するオプションや、Apple WatchでiPhoneのロックを解除できる便利なオプションも用意されています。
ディスプレイ
iPhone SE4の画面サイズは4.7インチから6.1インチまで大型化します。片手での操作が難しくなるかもしれません。
画質に大きく関わるパネルも液晶から有機ELに変更されます。
真の黒を表現できる高いコントラスト比、ブレや残像の少ない速い応答速度、斜めから見ても画質が劣化しない広い視野角、鮮やかな色表現など画質の向上に加えて、低い消費電力による電池持ちの向上が期待できます。
前面の上部には、顔認証「Face ID」に必要なセンサーを配置するためのスペースが必要になり、画面の形状は凹型になります。このノッチデザインは、指紋認証の廃止とともにネガティブな反応が多くなりそうです。
また、直近ではダイナミックアイランドを採用するとの噂も広がっています。
ダイナミックアイランドは、各種センサーの配置スペースを有効活用したノッチの進化系です。ソフトウェアと連動することで、時計アプリから離れてもタイマーの残り時間を常時確認できるほか、聴いている音楽の停止/一時停止/スキップなどのメディアコントロールや、UberEatsの配達状況を確認できるライブアクティビティにも対応します。
特に嬉しいのはバッテリー残量の低下を警告する画面がポップアップ形式から控えめな形式に変更されること。これにより、画面の操作や視聴を妨げることがなくストレスフリーでiPhoneの使用を継続できます。
Lightning廃止。USB-Cに
歴代のiPhone SEシリーズには、Lightning端子が搭載されていました。
しかし、EUが環境保護等を理由に独自の充電端子に法規制をかけた影響で、次期モデルのiPhone SE4では、USB-Cに変更されると報じられています。
USB-Cの仕様はiPhone 16 / 16 Plusと同等になることが予想されます。転送速度は480Mbpsで、約30分の充電で50%まで充電できる高速充電に対応するでしょう。
カメラ
背面に搭載されるメインカメラは引き続きシングルレンズになる可能性が高いです。
それでも画素数が12メガピクセルから4倍の48メガピクセルに進化し、利便性と画質が大幅に向上するようです。
特に進化するのがズーム性能です。
これまでの低画素センサーでズーム撮影する場合は、12メガピクセルで撮影した写真を切り取り、引き延ばしていたことで画質が大幅に劣化していました。
しかし、高画素センサーでは、センサーの中央部分だけをフルピクセルで切り取っても大きく引き延ばす必要がなく、光学相当のズーム撮影が可能になります。
さらに複数のピクセルを1つに束ねることで受光量を増やし、暗い環境でも十分な光を取り込むことができます。
これにより、ノイズによるざらつきが目立たなくなり、暗い場所でも明るい撮影が可能になります。そのほか広いダイナミックレンジによる自然な明暗差の表現やディテールをキープした写真を撮影できます。
アクションボタンとカメラコントロール
お気に入りのアプリやショートカットを一発で起動できる「アクションボタン」や、カメラのシャッターキーとしても使えるProモデル限定の「カメラコントロール」はiPhone SE4には搭載されないようです。
A18チップ
iPhone SE4は、パーソナルアシスタントの「Apple Intelligence」に対応する可能性が高いようです。
このために、最新のA18チップと8GBのメモリを搭載すると予想されています。
また、Appleが設計した初の5Gモデムを搭載すると報じられています。これによりコストダウンが実現するものの、販売価格が引き下げられることはないようです。
電池持ちとバッテリー容量
iPhone SE4は本体の大型化に伴い、バッテリー容量は3,279mAhまで大幅アップが予想されます。
画面サイズの拡大や消費電力の異なる液晶→有機ELへの変更、チップの最新化など、電池持ちに影響するような変更ポイントが多いことから電池持ちが向上するのか、それとも悪化するのかはわかりません。
充電はMacやiPadでも利用できるUSB-Cケーブルで充電できるほか、マグネットを活用したワイヤレス充電のMagSafeに対応する可能性が高いです。
価格
現行のiPhone SEは57,800円〜で発売されました。その後、2022年7月に円安の影響を受けて62,800円〜に値上げされています。
第4世代はカメラ・最新のチップ・大容量のメモリ・顔認証「Face ID」など、大幅なアップグレードによる10%程度の値上げが噂されています。
日本価格でも10%程度の値上げになった場合、7万円程度になる可能性があります。
円安の影響はどうでしょうか。
前回の値上げ時、135.99円だった為替レートは、2025年1月10日時点で158.18円まで上昇しています。ただ、一方でiPhone 16シリーズの為替レートを用いると、iPhone SE4の価格は現行モデルと大きく変わらない価格になることから円安の影響は受けないかもしれません。
iPhone SE4のスペックまとめ。SE3との違いを比較
iPhone SE4 | iPhone SE (第3世代) | |
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デザイン | ||
素材 |
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サイズ |
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重さ | 172 g | 144 g |
ディスプレイ |
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カメラ |
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フロントカメラ |
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写真機能 |
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動画機能 |
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チップセット |
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メモリ | 8GB | 4GB |
ベンチマーク | ー |
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バッテリー |
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ワイヤレス充電 |
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SIM |
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5G | Sub6 | Sub6 |
Wi-Fi |
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Bluetooth | 5.3 | 5.0 |
FeliCa | ◯ | ◯ |
防水・防じん |
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USB | USB-C 2.0(最大480Mbps) | Lightning |
セキュリティ |
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センサー |
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同梱品 |
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