iPhoneの画面が消えない?電池持ちが気になる「常時表示ディスプレイ」をオフにする方法
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。
iPhoneの一部モデルは常時表示ディスプレイ機能に対応しています。
これにより、iPhoneがスリープ状態になっても画面が完全消灯せず、明るさを落としながら点灯し続けることで、日付や時刻、曜日、通知、天気やカレンダーに登録したイベントなどをiPhoneに触れることなく常に確認できます。
一方で、画面が消灯しないことに慣れなかったり、電池がもったいない、睡眠中の明るさが気になることを理由にこれまでと同じように画面を消灯したい人もいるようです。
この記事では、iPhoneの常時表示ディスプレイをオフにする方法をまとめています。
常時表示ディスプレイとは?
常時表示ディスプレイは、iPhoneの電源ボタンを押してロックしたり放置すると、画面の明るさやトーンを落としつつ、壁紙とロック画面に表示される重要な情報を常に表示し続ける機能です。
また、マップアプリのルート機能を使用中は、ルート情報や到着予想時間などがスリープ状態でも常に表示されます。
#iPhone14Pro マップのルート案内。ダイナミックアイランドと常時表示ディスプレイに対応してて良い pic.twitter.com/LQQrROHqDr
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) September 16, 2022
またiOS 17で追加された新機能「スタンバイ」によって、スマホスタンドやワイヤレス充電器を使用中にiPhoneを横向きにすると、時計やカレンダー、思い出の写真、天気、カレンダーに登録したイベント、UberEatsの配達状況が常に表示されます。
気になる電池持ちは?
便利な常時表示ディスプレイですが、画面が常に点灯するため、電池持ちへの影響が気になるところです。
ディスプレイは、目には確認できない速さで書き換えられていて、書き換え回数が多いほど消費電力が増えて電池持ちが短くなります。
例えば、iPhone 16は1秒間に60回画面を書き換えますが、iPhone 16 Proは表示するコンテンツに応じて1秒間に1回から最大120回まで書き換え回数を変更しています。
画面が完全消灯している状態であれば、画面の書き換えはゼロなので電池持ちへの影響はありませんが、常時ディスプレイをオンにしたスリープ状態では1秒間に1回だけ画面が書き換えられます。
Appleいわく最小限の消費電力で動作することから、電池持ちの影響を過剰に気にする必要はありません。実際に手元のiPhone 14 Proでテストしたところ、4時間30分放置して消費したのは8%ほどでした。
壁紙や通知を非表示にできるオプション
常時表示ディスプレイが追加された直後は時計と共に壁紙や通知が常に表示されていましたが、iOS 16のアップデートで壁紙と通知をオフにできるオプションが追加されました。
壁紙と通知をオフにすることで黒い背景に日付・曜日・時計だけを表示することで、さらに電池持ちを長持ちさせることができます。
必要ないときは画面オフに
常時表示ディスプレイをオンにした場合でも、iPhoneの画面を下にして机に置いたり、ポケットやカバンに入れて持ち運ぶなど、必要のない時は自動で画面が消灯します。
また利用状況のパターンを学習して、アラームや睡眠のスケジュール設定を踏まえて消灯したり、ペアリングしたApple Watchを身につけてiPhoneから離れるとオフに、近づくと再びオンにするスマートな機能にも対応しています。
常時表示ディスプレイがオンの時でも暗くなる条件は以下の通りです。夜間にiPhoneの明るさが気になる場合は画面を伏せておくか、集中モードを「睡眠」に切り替えると良いでしょう。
- iPhoneの画面を伏せて置いたとき
- iPhoneをポケットやカバンの中に入れた時
- 集中モードの「睡眠」を選択した時
- 低電力モードがオンの時
- iPhoneがCarPlayに接続されているとき
- 連係カメラの使用時
- iPhoneをしばらく使っていない時
- ペアリングしたiPhoneを着用して、iPhoneから離れたとき
対応機種
Appleの説明から推測すると、常時表示ディスプレイを利用するには、最小1Hzのリフレッシュレートを採用した画面とA16 Bionic以降のチップが必要なようです。
2024年9月20日時点で条件を満たしているのは、iPhone 14シリーズ以降のProモデルのみです。今後も対応機種は拡大していくものと考えられます。
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
常時表示ディスプレイをオフにする方法
それでも電池持ちが気になって常時表示ディスプレイをオフにしたい場合は、設定替え面の「画面表示と明るさ」から以下の手順でオフにできます。
- iPhoneの設定画面を表示します
- 「画面表示と明るさ」に進みましょう
- 「常に画面オン」に進みます
- 「壁紙を表示」と「通知を表示」をオフにすると電池消費を節約できます
- 「常に画面オン」をオフにしましょう
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