Apple推奨!災害時のiPhoneの電池節約術「低電力モード」の使い方
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。
地震大国の日本では、数年おきに大地震が発生し、広範囲で停電が起こることがあります。
地震や台風、大雨といった大規模災害で停電が発生した際に最も重要なのは、情報収集や連絡手段を確保するために、スマートフォンのバッテリーを長持ちさせることです。
こうした災害時には、SNSでさまざまなバッテリー節約術が紹介されますが、間違った知識が拡散されることも少なくありません。フォロワーが多いアカウントであっても誤情報が広められていることが過去にもあったため、注意が必要です。
確実なのは「通信状態を維持しながらバッテリーを長持ちさせることが何より大切」と「災害時は低電力モードの使用にとどめるのが適切」といったAppleの説明を守り、それ以外の余計な操作は避けることです。
この記事では、Appleが災害時に使用を推奨している低電力モード(省電力モード)の使い方を解説します。
低電力モードとは?
低電力モードは、一部の機能やパフォーマンスを制限することで、iPhoneのバッテリーを長持ちさせるための機能です。
Appleの説明によれば、低電力モードをオンにすることで最大で3時間も電池持ちが向上します。
省電力モードがオンになったときの制限内容は以下のとおりです。
- 5Gをオフに
- iPhone 12 / 13のみ。ビデオストリーミングは対象外
- 自動ロックが30秒後に変更
- ディスプレイの明るさ
- リフレッシュレートを最大60Hzに制限
- ProMotionディスプレイ搭載のiPhone/iPadのみ
- 一部のビジュアルエフェクト
- iCloud写真を一時的に停止
- 自動ダウンロード
- メールの取得
- アプリのバックグラウンド更新
モバイルデータ通信やBluetooth、Wi-Fiもオフにならないため、通信状態を維持しつつ電池を節約できます。さらに節約したい場合は、画面の明るさを下げることをおすすめします。
低電力モードの使い方
低電力モードは設定画面やコントロールセンターから簡単に有効にできます。
低電力モードが有効になると、右上に表示されるバッテリーアイコンが黄色に変わります。また、バッテリーが80%まで充電されると、低電力モードは自動でオフになります。
設定画面から低電力モードをオンにする
- 設定画面を表示します
- 設定画面から「バッテリー」に進みます
- 低電力モードをオンにすると、電池残量が80%になるまでダウンロードやメール受信などバックグラウンド通信の動作が抑えられます
コントロールセンターから低電力モードをオンにする
- 画面の右上を下にスワイプしてコントロールセンターを起動します
- 空いているスペースを長押しするか画面左上の「+」をタップします
- 編集画面になったら「コントロールを追加」をタップします
- 低電力モードを選びます
- 低電力モードが追加されます
- ボタンを好きな位置に移動し、大きさを変更します
- ホーム画面に戻ると同じ操作で追加が完了します
- 低電力モードをタップするとオンになります。
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