いつから?WWDC2025を見る方法。iOS 26など発表予想まとめ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

日本時間6月10日(火)から「WWDC2025」がスタートします。
WWDCはAppleが開発者向けに開催するビッグイベントで、世界中が注目する初日の基調講演では、今年秋の配信が予想されるiOS 26などの最新ソフトウェアが発表される見込みです。
今年も新製品は発表されず、昨年のApple Intelligenceに続いてソフトウェアに集中するようです。
この記事では、WWDC2025の基調講演がいつ開催されるのか、基調講演を見る方法、発表される製品・サービスをまとめています。
WWDC2025はいつ?

2025年のWWDCは、日本時間6月10日からスタートし、14日まで開発者向けのセッションが行われます。
開発者向けのイベントではあるものの、初日の10日午前2時から4時にわたって開催される基調講演では、iOS 26やApple Intelligenceの新機能も発表される可能性が高いため、一般ユーザーも注目すべきイベントになります。
基調講演はApple公式サイトやApple Developerアプリケーション、Apple TVアプリ、YouTubeで配信されます。
深夜開催のため、リアルタイム視聴は難しい人も多いと思いますが、講演終了後にアーカイブも公開されます。
WWDC2025 | |
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開催日時 | 2025年6月10日(火)〜 2025年6月14日(金) |
参加費 | 無料 |
内容 | iOS、iPadOS、macOS、tvOS、visionOS、watchOSに登場する最新技術、ツール、フレームワークの情報を披露。1週間を通じて、開発者は100を超える技術セッションを配信。実現可能なアプリやゲームを構築するための発見に役立てることができます。初日の基調講演では、Appleのプラットフォームに登場予定の画期的なアップデートを初披露します。 |
WWDC2025を見る方法

WWDC2025を視聴するためにいくつかの方法が用意されています。Apple公式サイトおよびApple TVでは日本語字幕付きで楽しめます。
Apple公式サイトで見る
Apple公式サイトでWWDC2025を見るには、iPhone、iPad、Macなどの対応デバイスから配信ページにアクセスするだけです。
開始時刻が近づくと再生ボタンが表示されて基調講演を視聴できます。
Apple公式サイトの映像は日本語の字幕つき。英語がわからなくてもイベントを楽しめます。日本語の字幕を表示するには、iPhoneの画面をタップして字幕アイコンをタップ後、日本語を選択するだけです。

また、ピクチャ・イン・ピクチャを使えば、小窓でWWDC2025の映像を確認しながら、XなどのSNSに感想やメモを投稿できるので便利です。
ピクチャ・イン・ピクチャの使い方はこちらの記事で詳しくまとめています。
Apple TVで見る
最新機能が初披露される基調講演をテレビの大画面で視聴したい場合は、Appleのストリーミングデバイス「Apple TV」やAmazonの「Fire TV Stick」を利用しましょう。
Apple TVでは、App Storeで公開されているAppleイベントアプリから視聴できます。イベントの開始時間が近づくと、WWDC2025のサムネイルが出てくるのでリモコンで選択後、イベントを視聴しましょう。
Fire TVでは、アプリストアで公開されているApple TVアプリから視聴できます。
- Apple TVを起動
- 「App Store」を選択
- 「検索」をクリックして“Apple”で検索
- 「Apple イベント」をダウンロードする
- 開催時間が近づいたらホーム画面で「Apple イベント」を選択
- 再生ボタンをクリックすると視聴開始
YouTubeで見る
WWDC2025の基調講演はYouTubeでも配信されます。
リマインダーを登録しておけば配信直前に通知が届くため、見逃しなくオンラインイベントを楽しめます。
WWDC2025の発表予想まとめ

毎年秋に開催されるスペシャルイベントと違って、WWDCは開発者向けのイベントのため、iOSやApple Intelligenceなどのソフトウェアが話題の中心になります。
秋の正式公開よりも前にアップデート内容を明らかにすることで、開発者に事前通知して新機能のスムーズな提供を促したり、アイデア実現のために支援を行うことが目的です。
ここではWWDC2025で発表が予想されるものをまとめておきます。
OSの命名方式を変更

これまでAppleは、iOS 16→iOS 17→iOS 18…といったようにOSのバージョン番号を毎年加算する方式を取ってきました。
今年、この法則を年号ベースに変更するようです。
例えば、iOSの場合、これまでの法則であれば、iOS 19にあるはずですが、iOS 26になります。これまでは、バージョン番号がバラバラだったので混乱しがちでしたが、これからは年号とリンクするため、把握が容易になります。
ちなみに、2025ではなく2026を採用する理由は、9月の正式提供からわずか3ヶ月後に2025が古いものに変わってしまうからでしょう。
- iOS 26
- iPadOS 26
- tvOS 26
- visionOS 26
- macOS 26(macOS Tahoe)
- watchOS 26
Apple Intelligence

Googleが開発者向けイベント「Google I/O 2025」の中心をAndroidからAIに完全にシフトしたように、Appleも同様の変更を行うと予想していました。
しかしながら、今年のテーマはデザイン刷新が中心になるようです。
Apple Intelligenceは、生成AIのコアである大規模言語モデル(LLM)へのアクセスをサードパーティの開発者に解放するなど、小規模なアップデートになるとのこと。
Appleは提供時期を大幅に延期した「パーソナライズ化されたSiri」を実現することにリソースを注ぎ込み、新機能のお披露目まで手が回らないようです。
Google、OpenAI、Samsungなどが積極的にAIの進化を推し進めるなかで、ChatGPTのようなGeminiとの統合発表は見送られ、Siriと会話できるLLMの導入も見送りになるなど、Appleはまたしても足踏みとなるようです。
- 翻訳機能が全体統合。通話やメッセージのリアルタイム翻訳が可能に
- AirPodsユーザーは会話の同時翻訳にも対応
- 開発者にAppleのLLMを初公開。サードパーティアプリでも「作文ツール」「ジェン文字」「要約」と同じ技術が利用可能に
- ジェン文字は絵文字の融合に対応。バスケットボールとゴミ箱の絵文字を組み合わせてダンクシュートなど
- ショートカットがApple Intelligenceに対応
- 高性能なクラウドと安全なオンデバイスの両方に対応した新しい基盤モデルを発表か。開発者はオンデバイス版の利用が可能
- iPhone 17 Air向けのAIによるバッテリー最適化機能
デザインの刷新
今年、全OSのインターフェースが刷新されます。
ベースはApple Vision Pro上で動作する「visionOS」で、ガラスのような透明感のある見た目が大きな特徴です。
OS間のデザインギャップが解消されることで、エコシステムの体験はより優れたものになるはずです。

- メニュー、ツールバー、アプリのアイコンを再設計
- アプリアイコンが丸型に変更される可能性も
- ポップアウトメニューを導入。クリックすると追加オプションを表示
- Macのメニューバーやウィンドウボタンも新デザインに
- ウィジェットの見た目を統一
- 電話、Safari、カメラアプリを大幅刷新
- 電話アプリは、1画面でお気に入り、履歴、留守番電話を確認できる新しいビューを追加(旧デザインに戻すことも可能)
- Safariはより透明感のあるアドレスバーなど新デザインに
- カメラは多すぎる撮影モードで煩雑になったデザインをシンプルに
- メッセージアプリに投票機能と、相手と同じ背景が表示される背景画像の設定機能を導入
- macOSのプレビューアプリがiOSとiPadOSに追加。PDFの閲覧、注釈、編集に対応
- 新アプリ「ゲーム」が登場。App StoreとApple Arcadeを統合したものに
- Apple Vision Proは視線スクロールに対応。PS VR用のようなサードパーティ製のハンドコントローラーにも対応予定
- iPadのマルチタスク機能がMac風に刷新。Magic Keyboardの接続が必須?
- Apple Pencilにデジタル毛筆ペンが追加
- ジムやホテルで接続した無料Wi-Fiの情報を他のデバイスと共有できる機能が追加
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