iPhone 16シリーズのUSB-C充電器とケーブルはどれがいい?おすすめと選び方を徹底解説
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

iPhone 16シリーズは、2025年に新たなファミリーとして「iPhone 16e」が登場したことで、ラインナップがさらに充実しました。
iPhone 15シリーズから、充電端子がLightningからUSB-Cに変更されており、これまでのLightningケーブルや、これまでの充電器が使えない場合があります。
そこで、この記事では、iPhone 16シリーズで使えるおすすめのUSB-C充電器や、iPhone 16 / 16 Proで利用できる高速転送、映像出力対応のケーブルなど、最適なアクセサリを紹介します。
古い充電器は買い替え推奨
iPhoneでは、2020年発売のiPhone 12シリーズから充電器が同梱されなくなりました。
iPhone 16シリーズのパッケージには、充電器は含まれておらず、同梱されているのはUSB-Cの充電ケーブルのみです。

従来のiPhoneに同梱されていた充電器は、iPhone 11 Proを除きUSB-A端子のため、iPhone 16シリーズ付属のUSB-C充電ケーブルをそのまま使うことはできません。

Appleが販売するApple公式サイトを使えば、USB-A – Lightningケーブルを引き続き利用できますが、古い充電器は出力が低く、充電時間が長くなるため、買い替えを推奨します。
充電器と充電ケーブルの選び方
iPhone 16シリーズの充電器や充電ケーブルを選ぶ際は、以下の2点を確認しましょう。
- 端子の種類
- 対応する出力
端子の種類を確認する
まず、充電器とケーブルがUSB-Cに対応しているか確認しましょう。
充電器側の端子は、以下の写真のように四角い形がUSB-A、丸い形がUSB-Cです。

また、ケーブルもUSB-C端子であることを確認しましょう。

USB-C端子の出力を確認する
Appleは公式サポートページで、「iPhone 12以降を高速充電するには、20W以上の電源アダプタが必要」としています。
筆者はiPhone 16 Proにて、30W以上の出力に対応することも確認しています。
ただ、Appleが公式に定義する高速充電の基準は「30分間で約50%まで充電」であり、これを実現するには最低20W以上の電源アダプタが必要ということでしょう。
- 20W以上の充電器→コスパ重視で高速充電したいならこっち
- 30W以上の充電器→最高出力で充電したい、将来的な出力向上も見越すならこっち
また、充電ケーブルも20W以上の出力に対応していることを確認しましょう。
iPhone 16シリーズにおすすめの充電器と充電ケーブル
Apple純正の電源アダプタと充電ケーブルが最も無難な選択ですが、サイズが大きく、重く、プラグも折りたためず持ち運びには不便です。
ここでは、コストパフォーマンスに優れたおすすめの充電器やケーブルを紹介します。
短時間でiPhoneをフル充電、高速充電対応の充電器
Apple純正よりも4割安い高速充電器「Anker Nano Charger (20W)」
コスパ重視なら「Anker Nano Charger (20W)」がおすすめです。
価格は1,690円と、Apple純正の充電器に比べて4割も安く、昔のiPhoneに付属されていたサイコロタイプの充電器よりも最大3倍速く充電できます。さらに、一般的な20W出力の充電器よりも45%小型化され、持ち運びにも最適です。

1ポートなら「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」
30W出力で持ち運びやすい折りたたみプラグ付きの「Anker 511 Charger (Nano 3, 30W)」もおすすめです。
一般的な30W充電器よりも70%も小型で、旅行や外出時にも便利です。
充電端子は1つですが、iPhoneのほかにiPadやモバイルバッテリーなどを同時に充電する必要がないのであれば、これで十分です。
45W出力なら「Anker 313 Charger (Ace, 45W)」
AppleはiPhone 16シリーズの最大充電出力を公表していません。
事前の情報では、最大39W〜45Wとされていましたが、実際のテストでは、30Wを超えるのはゲームプレイ時やベンチマーク実行時など一部のケースに限られます。
「Anker 313 Charger (Ace, 45W)」は、超が付くコンパクト設計ながら45Wの高出力に対応しており、iPhone以外のデバイスも充電したい人向けです。

同時に高速充電なら「Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)」
iPhoneだけでなく、iPadやモバイルバッテリーを同時に充電することが多いなら「Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)」や「Anker 521 Charger (Nano Pro)」がおすすめです。
どちらも価格は同じですが、違いは充電出力と大きさにあります。
- Anker 523 Charger:最大47W出力
- Anker 521 Charger:最大40W出力
- Anker 523 Charger:最大27W + 27W出力
- Anker 521 Charger:最大20W+20W出力
重さはほぼ同じですが、Anker 521 Chargerの方が体積比で16%小さく、コンパクトさを重視するならこちらが良い選択肢です。

高速充電可能なUSB-C搭載モバイルバッテリー
モバイルバッテリーも選ぶ際も、20W以上のUSB-C対応製品を選びましょう。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)
特におすすめなのが「Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)」です。
USB-C端子を内蔵しているため、ケーブルを持ち運ぶ必要がなく、そのまま充電可能。もちろん高速充電にも対応しています。

Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)
また、薄型で大容量、かつ高速充電対応の「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」もおすすめです。
充電端子やケーブルは内蔵されていませんが、ケーブルを持ち運びできるストラップがついているため、ケーブルを忘れる心配がなくなります。

Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)
「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)」は、ケーブル内蔵・高出力・大容量の3拍子を揃えながら5,000円台という驚異的なコストパフォーマンスを誇るモバイルバッテリーです。
10,000mAhのバッテリーを搭載し、iPhone 16を1回以上フル充電可能。Xiaomiのハイパーチャージ対応スマホなら最大120W出力に対応し、iPhoneも含む、その他のデバイスも最大65Wで充電できます。
さらに、最大120W出力の内蔵USB-Cケーブルと、最大45W対応のUSB-C端子を使って、2台同時に最大165W出力が可能です。

モバイルバッテリー+充電器の便利な2in1
充電器とモバイルバッテリーを1台にまとめて荷物を少なくできる2in1タイプもおすすめです。
Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)
- 充電器モード:最大30W出力
- モバイルバッテリーモード:最大22.5W出力
- ポーチやミニバッグにも収まるコンパクトサイズ
- カラフルな4色展開

Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)
- 充電器モード:最大45W出力
- モバイルバッテリーモード:最大20W出力
- 同時充電時:充電器モードでは合計45W、モバイルバッテリーは合計18W出力
- 複数のデバイスを充電するならこれがおすすめ

Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
- 10,000mAhの大容量バッテリー搭載
- USB-Cケーブル内蔵で、ケーブルを忘れてもあんしん
- 内蔵ケーブルは255mmと長めで使いやすい

Apple純正よりもコスパの良い充電ケーブル
Apple純正のUSB-Cケーブルは2,780円とかなり高額なので、サードパーティの充電ケーブルをおすすめします。
安くて丈夫な充電ケーブル「Anker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C」
中でも筆者が愛用しているのが「Anker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C ケーブル」です。
価格は1,000円未満ながら約20,000回の折り曲げに耐える耐久性を誇り、ケーブルをまとめられるストラップも便利です。
対応出力は100Wで十分。ただし、転送速度は480Mbpsのため、iPhone 16 Pro / 16 Pro Maxの10Gbps高速転送には対応していません。
絡まない充電ケーブル「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C」
カバンやポーチの中でケーブルが絡むのが気になる人には、「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C」がおすすめ。
柔らかい質感でモバイルバッテリーなどに巻きつけても絡みにくく、取り出しもスムーズ。全7色のカラフルなケーブルで、充電器やモバイルバッテリーと色合わせも楽しめます。
対応出力は100W。転送速度は480Mbpsのため、iPhone 16 Pro / 16 Pro Maxの10Gbps高速転送には対応していません。
高速転送・映像出力に対応したケーブル
iPhone 16e / 16 / 16 PlusはUSB 2.0仕様のため、転送速度は最大480Mbpsです。
一方で、USB3仕様のiPhone 16 Pro / 16 Pro Maxの転送速度は最大10Gbpsに対応しており、大量のRAWデータや動画もスピーディに転送できます。
外部ディスプレイにiPhoneの画面を出力したい場合、USB 3.2またはThunderbolt 3以上のケーブルが必要になります。
おすすめは手ごろな価格の「Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 ケーブル」です。
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