iPhone 17・Airで使えるUSB-C充電器とケーブルはどれがいい?おすすめと選び方を徹底解説
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

iPhone 17シリーズと超薄型の新モデル「iPhone Air」の予約受付がついに始まりました。
最新のiPhoneを手に入れたら、あわせて準備しておきたいのが充電器やケーブルなどの必需品です。
特にiPhone 15シリーズ以降は充電端子がUSB-Cに統一されているため、従来のLightningケーブルや古い充電器がそのまま使えない場合があります。また、iPhone 17 Proは高速転送や映像出力に対応しており、性能を引き出すには対応アクセサリの選び方も重要です。
この記事では、iPhone 17シリーズ/iPhone AirにおすすめのUSB-C充電器や、転送・出力対応ケーブル、モバイルバッテリーなど、買ってすぐに役立つアクセサリを厳選して紹介します。
古い充電器は買い替え推奨
2020年発売のiPhone 12シリーズから充電器は同梱されていません。
iPhone 17シリーズとiPhone Airのパッケージにも充電器はなし。同梱されているのはUSB-Cの充電ケーブルのみです。

また、従来のiPhoneに同梱されていた充電器はiPhone 11 Proを除きUSB-A端子のため、パッケージ付属のUSB-Cケーブルをそのまま使うことはできません。

Appleが販売するUSB-C - Lightningアダプタを使うことで、従来のUSB-A – Lightningケーブルを引き続き利用できますが、古い充電器は出力が低く、充電時間が長くなるため、買い替えることをおすすめします。
充電器と充電ケーブルの選び方
iPhone 17シリーズの充電器や充電ケーブルを選ぶ際は「充電端子」と「対応出力」を確認しましょう。
端子の種類を確認する
まず、確認すべきなのは充電器とケーブルがUSB-Cに対応しているかです。
充電器側の端子は以下の写真にある四角い形がUSB-A、少し丸く薄い形がUSB-Cです。

ケーブル側の端子はLightningは先端が白く、中が詰まっているのに対して、USB-Cは端子全面が金属で覆われていて、中空になっているのが特徴です。

USB-Cの出力を確認する
iPhone Airは20W以上の充電器を使うと、約30分で最大50%まで充電できる高速充電に対応しています。
iPhone 17 / 17 Pro / 17 Pro Maxは約20分で最大50%まで充電できる新しい高速充電に対応。
ただし「40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)」のような高出力の充電器が必要になります。
つまり、iPhone Airなら20W以上の充電器を使用し、iPhone 17 / 17 Pro / 17 Pro Maxなら40W以上の高出力充電器(*)を使用するとベストパフォーマンスで充電できます。
iPhone 17シリーズにおすすめの充電器と充電ケーブル
Apple純正の電源アダプタと充電ケーブルが最も無難な選択です。ただし、サイズが大きく、重く、製品によってはプラグも折りたためず持ち運びには不便です。
そこでコストパフォーマンスに優れたおすすめの充電器とケーブルを紹介します。
短時間でiPhoneをフル充電、高速充電対応の充電器
コスパ抜群の「Anker Nano Charger (20W)」
価格は1,690円。Apple純正の「20W USB-C電源アダプタ」よりも4割も安く購入できます。
さらに、一般的な20W出力の充電器よりも45%小型化されているため、旅行や出張など持ち運びにも便利です。

折りたたみプラグ付きの「Anker Charger (25W) USB-C 急速充電器」
「Anker Charger (25W) USB-C 急速充電器」は持ち運びに便利な高速充電器です。
一般的な25W出力の充電器と比較して約30%も小さく、折りたたみプラグ付きを搭載しているため、旅行や出張、日ごろの持ち運びも快適です。

同時に高速充電なら「Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)」
iPhoneだけでなく、iPadやモバイルバッテリーを同時に充電することが多いなら「Anker 523 Charger (Nano 3, 47W)」や「Anker 521 Charger (Nano Pro)」がおすすめです。
どちらも価格は同じですが、違いは充電出力と大きさにあります。
- Anker 523 Charger:最大47W出力
- Anker 521 Charger:最大40W出力
- Anker 523 Charger:最大27W + 27W出力
- Anker 521 Charger:最大20W+20W出力
重さはほぼ同じですが、Anker 521 Chargerの方が体積比で16%小さく、コンパクトさを重視するならこちらが良い選択肢です。


超高出力な充電器「Apple 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)」
iPhone 17 / 17 Pro / 17 Pro Maxは約20分で最大50%の高速充電に対応しています。
Appleの充電器だけでなく、サードパーティの充電器でも対応していますが、Appleは詳しい仕様を公開していません。
発売前ということもあって、現時点でわかっているのはピーク時に最大60W出力できる充電器が必要なことだけ。詳しいことが明らかになったら追記します。

高速充電可能なUSB-C搭載モバイルバッテリー
モバイルバッテリーも選ぶ際も、20W以上のUSB-C対応製品を選びましょう。
Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)
トレンドはケーブルを持ち運ぶ必要がないUSB-C端子を内蔵しているモバイルバッテリーです。
「Anker Nano Power Bank (22.5W, Built-In USB-C Connector)」はUSB-C端子と一体型のため、iPhoneを充電しながら快適に操作できます。
注意点は使用するケースによっては使えないこと。厚さが5mmを超えたり、USB-C端子の穴幅が13mm未満のケースは非対応。例えば、iFaceには対応していません。

小型・大容量・高速充電に対応「Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)」
「Anker Zolo Power Bank (10000mAh, 30W, Built-In USB-Cケーブル)」は小型・大容量・高速充電に対応したモバイルバッテリー。
片手に収まるコンパクトサイズながら、iPhone 16を約2回充電できる10,000mAhの大容量で最大30Wの出力に対応しています。
USB-Cケーブルは約10,000回の折り曲げができる高耐久仕様。ケーブルは約14cmの短さで、iPhoneと重ね合わせて充電しながら操作でキアμす。

Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)
「Xiaomi 165W Power Bank 10000mAh (Integrated Cable)」は、ケーブル内蔵・高出力・大容量の3拍子を揃えながら5,000円台という驚異的なコストパフォーマンスを誇るモバイルバッテリーです。
10,000mAhのバッテリーを搭載し、iPhone 16を1回以上フル充電可能。Xiaomiのハイパーチャージ対応スマホなら最大120W出力に対応し、iPhoneも含む、その他のデバイスも最大65Wで充電できます。
さらに、最大120W出力の内蔵USB-Cケーブルと、最大45W対応のUSB-C端子を使って、2台同時に最大165W出力が可能です。

モバイルバッテリー+充電器の便利な2in1
充電器とモバイルバッテリーを1台にまとめて荷物を少なくできる2in1タイプもおすすめです。
Anker 511 Power Bank (PowerCore Fusion 30W)
- 充電器モード:最大30W出力
- モバイルバッテリーモード:最大22.5W出力
- ポーチやミニバッグにも収まるコンパクトサイズ
- カラフルな4色展開

Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)
- 充電器モード:最大45W出力
- モバイルバッテリーモード:最大20W出力
- 同時充電時:充電器モードでは合計45W、モバイルバッテリーは合計18W出力
- 複数のデバイスを充電するならこれがおすすめ

Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
- 10,000mAhの大容量バッテリー搭載
- USB-Cケーブル内蔵で、ケーブルを忘れてもあんしん
- 内蔵ケーブルは255mmと長めで使いやすい

Apple純正よりもコスパの良い充電ケーブル
Apple純正のUSB-Cケーブルは2,780円とかなり高額。ここではコスパの高いサードパーティの充電ケーブルをまとめます。
安くて丈夫な充電ケーブル「Anker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C」
中でも筆者が愛用しているのが「Anker 543 エコフレンドリー USB-C & USB-C ケーブル」です。
価格は1,000円未満ながら約20,000回の折り曲げに耐える耐久性を誇り、ケーブルをまとめられるストラップも便利です。
対応出力は100Wで十分。ただし、転送速度は480Mbpsのため、iPhone 17 Pro / 17 Pro Maxの10Gbps高速転送には対応していません。

絡まない充電ケーブル「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C」
カバンやポーチの中でケーブルが絡むのが気になる人には、「Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C」がおすすめ。
柔らかい質感でモバイルバッテリーなどに巻きつけても絡みにくく、取り出しもスムーズ。全7色のカラフルなケーブルで、充電器やモバイルバッテリーと色合わせも楽しめます。
対応出力は100W。転送速度は480Mbpsのため、iPhone 17 Pro / 17 Pro Maxの10Gbps高速転送には対応していません。

高速転送・映像出力に対応したケーブル
iPhone AirとiPhone 17の転送速度は最大480Mbpsです。
一方で、USB3仕様のiPhone 17 Pro / 17 Pro Maxの転送速度は最大10Gbpsに対応。大量のRAWデータやProRes RAWで撮影した動画もMacやSSDに転送して編集できます。
また、外部ディスプレイにiPhoneの画面を出力するには、USB 3.2またはThunderbolt 3以上のケーブルが必要になります。
筆者は「Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 4 100W ケーブル」を使用していますが、より安価な「Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 ケーブル」がおすすめです。

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