AndroidのDNSを変更する方法。オススメのDNSまとめ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

DNSサーバーに障害が発生したり、混雑によってDNSサーバーが応答せずにインターネットにつながりにくくなる事象が数ヶ月に1回程度発生します。
ネットに繋がらない、またはインターネットの通信速度が遅いと感じる時もDNSの設定を変更することで改善することがあるため、この記事では、AndroidでDNSの設定を変更する方法をわかりやすく解説しています。
なお、iPhoneのDNS設定・変更方法はこちらの記事で解説しています。
DNSとは?
「https://mobilelaby.jp」といったウェブページのURLは、“192.168.1.1”など数字をピリオドで区切った形のIPアドレスを人間が使いやすいようにわかりやすく置き換えられたものになっています。
このわかりやすい形に置き換えてくれるシステムがDNS(Domain Name System)で、もしDNSサーバに障害が起きると、URLからIPアドレスに導けなくなるため、目的のサイトにアクセスできなくなってしまいます。
DNSサーバーは複数存在しているため、通常利用している特定のDNSサーバに障害が起きてウェブページにアクセスできなくなった場合は、接続先のDNSサーバを変更することで目的のサイトにアクセスすることができます。
おすすめのDNSリスト

無料で公開されているDNSサーバーはいくつもありますが、Android 9 Pie以降では、すべてのDNSを利用できるわけではありません。
最新バージョンでは、DNS over TLSに対応しているDNSしか利用できないため、例えば、OpenDNSは利用できません。
無料で公開されているDNSサーバで代表的なものは以下のとおりです。特に有名なのはGoogle Public DNSで、特定のDNSサーバに障害が発生した時によく使われています。
特徴 | プライマリ | セカンダリ | TLS | |
---|---|---|---|---|
Cloud Flare | 高速通信 | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 | 1dot1dot1dot1.cloudflare-dns.com |
Google Public DNS | 高速通信 | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 | dns.google |
OpenDNS | 高い安全性 | 208.67.222.222 | 208.67.220.220 | 非対応 |
Comodo Secure DNS | 高い安全性 | 8.26.56.26 | 8.20.247.20 | 2.dnscrypt-cert.shield-2.dnsbycomodo.com |
Quad9 | 高い安全性 | 9.9.9.9 | 149.112.112.112 | dns.quad9.net |
AndroidのDNSを変更する
AndroidのDNSを変更する方法は、以下のようにバージョンによって異なります。
Android 12以降でDNSを変更する
- Androidの設定画面を表示します
- 「ネットワークとインターネット」に進みます
- 「プライベートDNS」に進みます
- 「プライベートDNSプロバイダのホスト名」にチェックを入れて、好みのホスト名(TLS)を入力して「保存」をタップしたら完了です
Android 9以降でDNSを変更する
- Androidの設定画面を起動して「ネットワークとインターネット」に進みます
- 「詳細設定」をタップします
- 「プライベートDNS」に進みます
- 「プライベートDNSプロバイダのホスト名」にチェックを入れて、好みのホスト名(TLS)を入力して「保存」をタップしたら完了です
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