Pixel 10 / 9aを買ったら変更したい24のおすすめ設定
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

Google Pixel 10 / 10 Pro / 10 Pro XL / 9aは、最新のAndroid 16を搭載したスマートフォンです。
シンプルで直感的に操作できる一方で、Google独自の便利な機能や細かなカスタマイズが随所に用意されています。
ただし、初期設定のままではその魅力を十分に発揮できないこともあります。
そこで本記事では、Pixelを手に入れたら最初にチェックしておきたいおすすめの設定をまとめました。
ホーム画面とロック画面をアレンジする

Android 16では、新しいUI「Material 3 Expressive」が導入されました。
Material You以来の大幅なデザインアップデートで、カスタマイズ機能も大幅に向上しています。
時計のデザインを変更する
Android 14以降では、ロック画面に表示される時計のデザインや色を変更できるようになりました。
なお、時計のサイズを「動的」にすると選んだデザインに応じて2行表示/日付・気温が表示され、「小」にすると時計のみが表示されます。
- ホーム画面を長押しして「壁紙とスタイル」を選択します
- 画面を右にスワイプしてロック画面に切り替えます
- 画面を下にスクロールして「時計」に進みます
- 時計のデザインを変更します
- 「色」タブに移動して、時計の色を調整します
- 「サイズ」タブに移動して、好みで「大」をオンにします
- 画面右上の「適用」をタップして完了です
ショートカットを変更する
Android 14以降では、ロック画面に固定表示されていた左下のGoogleホームとGoogleウォレットのショートカットを変更できるようになりました。
割り当てできる機能は、Home、QRコードスキャナ、ウォレット、カメラ、サイレントモード、ビデオカメラ(動画撮影モードでカメラを起動)、ミュート、ライトのみ。残念ながら好きなアプリを割り当てることはできません。
- ホーム画面を長押しして「壁紙とスタイル」を選択します
- 画面を右にスワイプしてロック画面に切り替えます
- 画面を下にスクロールして「ショートカット」に進みます
- ショートカットを変更して画面右上の「適用」をタップします
- ロック画面の左右下に表示されるショートカットが変更されます
時計の大きさを変更する
Android 12および13では、通知がない時にロック画面に表示される時計が巨大化されて2行表示に変更されました。
この変更に対して「ロック画面の大時計が見にくくなっていて前の方が良かった」「ロック画面の時計が邪魔」「ロック画面の大時計がダサい」「ロック画面の時計とか前の方が良かったです」とネガティブな意見が多く、元に戻したいとの声が多くあります。以下の手順で戻しましょう。
- ホーム画面を長押しして「壁紙とスタイル」を選択します
- 画面を右にスワイプしてロック画面に切り替えます
- 画面を下にスクロールして「ロック画面のその他の設定」に進みます
- 「ダイナミッククロック」をオフにすると時計のサイズが固定されます
壁紙と合わせた色に統一する
Material 3 Expressiveでは、壁紙の色を抽出することで、ウィジェットやクイック設定、通知シェード、音量バー、設定画面など、スマートフォン全体の色に統一感を持たせることができます。
- ホーム画面を長押しして「壁紙とスタイル」を選択します
- 「ライブ効果」を選択します
- 壁紙にする写真を選択します
- シェイプの形状と色を選択します
- またはシネマティックタブで3Dモーションを追加して3D壁紙にします。画面右上のチェックをタップして完了です
- 変更後の壁紙をプレビューして画面右上の「次へ」をタップします
- 「適用」をタップします
アプリのアイコンを同じ色にする
Material 3 Expressiveでは、アプリごとに異なるアイコンのデザインを統一することができます。
- ホーム画面を長押しして「壁紙とスタイル」を選択します
- 画面を下にスクロールして「アイコン」に進みます
- 「テーマアイコン」をオンにして画面右上の「適用」をタップします
- 対応アプリのアイコンが同じ色になります
文字入力アプリ「Gboard」の色を統一する
Google純正の文字入力アプリ「Gboard」では、キーボードの色も壁紙に合わせて統一できます。
- Gboardを表示して設定アイコンをタップします
- 設定画面が表示されたら「テーマ」に進みます
- “デフォルト”にある「ダイナミックカラー」を選択します
- 「適用」ボタンをタップすると、キーボードが壁紙に合わせたカラーに変化します
ホーム画面に並ぶアプリの数を変える
Pixelスマートフォン標準のホームアプリ「Pixel Launcher」では、グリッドを変更することで、ホーム画面に並ぶアプリの数を変更できます。
- ホーム画面を長押しして「壁紙とスタイル」を選択します
- 画面を下にスクロールして「アプリグリッド」をタップしましょう
- 好みのアイコンの並び・大きさを選択して「適用」をタップすれば完了です
ディスプレイ
スマートフォンで最もバッテリーを消費するのがディスプレイです。
ここではバッテリー消費を抑えて電池持ちを良くしたり、便利に活用する機能を紹介します。
ダークモードを自動オンにする
購入直後のPixelスマートフォンでは、背景を暗くして電池持ちを節約する「ダークモード」がオンになっています。
ダークモードをオンにしていると昼間などは画面が見づらいので日の入り、日の出に合わせてオン/オフするのがオススメです。
- 設定画面で「ディスプレイ」に進みます
- 「ダークモード」に進みましょう
- 「スケジュール」をタップします
- おすすめの設定は「日の入りから日の出までON」です
常に表示状態のディスプレイをオンにする
常に表示状態のディスプレイをオンにすると、ロック状態でも画面が表示されるようになります。
指紋認証センサーの位置も表示されるので、スムーズに画面ロックを解除できます。
さらに、スマホに触れなくても時間や通知、天気などを一目でチェックできる便利な機能です。
なお、常に表示状態のディスプレイでは壁紙が黒になりますが、Pixel 10 Pro / 10 Pro XLでは、壁紙も常に表示できるようになりました。
- 設定画面を起動して「ディスプレイ」に進みます
- 「常に表示状態のディスプレイ」に進みましょう
- 「常に表示状態のディスプレイ」をオンにします
- Pixel 10 Pro / Pro XLではAODで壁紙を表示できます
勝手に画面が回転するのを防ぐ
ソファやベッドで横になりながらスマホを操作してると、勝手に画面が横向きに回転してストレスを感じることがよくあります。
そんなときは設定から顔検出をオンにすると、フロントカメラが顔の向きを検出して画面が回転するため、ストレスがなくなります。
- 設定画面を起動して「ディスプレイ」に進みます
- 画面を下にスクロールして「画面の自動回転」に進みましょう
- 「画面を自動で回転させる」をオンにします
- 「顔検出」をオンにすれば完了です
就寝時に便利。画面の明るさをさらに下げる
就寝前に暗いなかでスマホを操作していると、明るさを最低に設定しても画面が眩しく感じる人も多いと思います。
そんな時に便利なのが「さらに輝度を下げる」です。
以下の手順で明るさをさらに下げることで、暗い場所でもまぶしく感じずスマホを操作できます。
なお、Pixel 10シリーズでは、発売時点でこの機能を利用できません。
- 設定画面を起動して「ユーザー補助」に進みます
- 画面を下にスクロールして「さらに輝度を下げる」の左側をタップしましょう
- 「画面の輝度をさらに下げる」をオンにします
- “オプション”の輝度のスライダーを左右に動かして明るさを調整します
操作方法の変更で使いやすくする
ここでは、設定を変更して自分好みに使いやすくする操作方法を紹介します。
ジェスチャー操作を3ボタン操作に変更する
購入直後に設定されているジェスチャー操作は、直感的で画面を少しだけ広く使うことができます。
操作に慣れないという方は、わかりやすい3ボタン操作に戻すこともできます。
- 設定画面を起動して「システム」に進みます
- 上から3番目にある「ナビゲーションモード」に進みます
- 画面の下部を左右下にスワイプして操作する場合は「ジェスチャーナビゲーション」を選びます
- 戻る、ホーム、アプリの切り替えボタンで操作する場合は「3ボタンナビゲーション」を選択します
片手モードを使う
Pixel 10 Pro XLなど大画面のモデルでは、画面上部に表示されるボタンやアイコンに指が届かないことがあります。
そんなときに便利なのが片手モードです。画面下部を下にスワイプすると、画面が下にスライドして指が届きます。
- 設定画面で「システム」を選択します
- 「ジェスチャー」に進みましょう
- 「片手モード」に進みます
- 「片手モードを使用する」をオンにします
電源ボタンの長押しを電源オフ・再起動にする
以前は電源ボタンを長押しすると、電源メニューが表示され、緊急通報・ロックダウン・電源を切る・再起動といった操作を選択できました。
しかし、最新のGoogle Pixelでは、Geminiの起動に変更されています。
「電源」と「音量大」ボタンを同時押しすると、電源メニューを表示できますが、以下の手順で操作方法を戻すこともできます。
- 設定画面で「システム」に進みます
- 「ジェスチャー」に進みましょう
- 画面を下にスクロールして「電源ボタンを長押し」に進みます
- 「電源ボタン メニュー」を選択して完了です
決定キーを押さずに画面ロックを解除
再起動後など、PINコードを入力して画面ロックを解除することもあります。
PINコードを入力してから決定キーを押すとようやく画面ロックが解除されますが、正しいPINコードが入力された時点で画面ロックを解除することもできます。
- 設定画面で「セキュリティとプライバシー」に進みます
- 「デバイスのロック解除」に進みます
- 画面ロック横の歯車のアイコンをタップします
- 「ロック解除を自動で確認する」をタップします
背面2回タップ→スクショ、好きなアプリの起動も
Google Pixelの背面を素早く2回タップして、スクショを保存したり、お気に入りのアプリを起動したり、通知を表示することもできます。
かなり便利な機能なので設定しておきましょう。
- 設定画面を起動して「システム」に進みます
- 「ジェスチャー」を選択しましょう
- 「クイックタップでアクションを開始」に進みます
- 「クイックタップの使用」をオンにします
- 「スクリーンショットを撮る」など好きなものを選んで完了です
- 誤動作する場合は「強いタップが必要」をオンにします
バッテリー
ここではバッテリーの寿命を伸ばしたり、電池持ちを延長できる設定方法を紹介します。
バッテリー残量をパーセント表示に
購入直後はバッテリーの残量がアイコンのみで表示されるのでわかりやすいようにパーセント表示することをおすすめします。
- 設定画面で「バッテリー」に進みます
- 「バッテリー残量」をオンにします
- バッテリー残量がパーセント表示になります
充電の最適化をオンに
バッテリーは充放電を繰り返すと劣化が進み、電池持ちが悪化します。
この劣化を遅らせる方法として効果的なのがバッテリーの残量を80%までで管理することです。
このバッテリー管理を手動でやるのは大変ですが、充電の最適化をオンにすれば、バッテリー残量が80%に到達したところで充電をストップさせ、使う直前で100%になるよう調整してくれます。
- 設定画面で「バッテリー」に進みます
- 続けて「バッテリーヘルス」に進みます
- さらに「充電の最適化」に進みます
- 「充電の最適化」のスイッチをオンにします
- 使用する直前で100%になる「アダプティブ充電」または常に80%に制限する「80%に制限」を選んで完了です
「スーパーバッテリーセーバーをONにしますか?」をオフにする
Google Pixelでは、電池残量が20%、10%などに減少すると、「スーパーバッテリーセーバーをONにしますか?」と確認してくることがあります。
この機能は助かることもありますが、ゲームをプレイしている時に通知が表示されることを嫌う人も多いはずです。
Android 14以降では、このリマインダー機能をオフにすることができます。
- 設定画面で「バッテリー」に進みます
- 「バッテリーセーバー」に進みます
- 「スケジュールとリマインダー」をタップします
- 「バッテリーセーバーのリマインダー」をオフにします
セキュリティを高めて安全に利用する
スマートフォンには、個人情報や決済など大切なデータや機能が詰まっていて、安全に使うためにセキュリティの設定を見直しておくことが大切です。
指紋認証を設定する
Google Pixelには指紋認証センサーが搭載されています。
登録できる指紋は最大で4つ。親指と人差し指を左右2本ずつ登録するのがおすすめです。
指紋がなかなか認識されない場合は、削除→再登録することで精度が改善されることもあります。特に保護シートを貼った後は指紋を登録し直す必要があります。
- 設定画面で「セキュリティとプライバシー」に進みます
- 「デバイスのロック解除」をタップします
- 「指紋」をタップします
- 「追加」をタップします
- 画面の案内に従って登録します
- 指紋の登録が完了したら「完了」ボタンをタップします
顔認証を設定する
Google Pixelの一部モデルは顔認証に対応しています。
Pixel 8以降のモデルでは、画面ロックの解除に加えて、アプリロックや決済時の認証にも顔認証が使えます。
指紋認証よりも顔認証の方が便利なこともあるので設定しておきましょう。
- 設定画面で「セキュリティとプライバシー」に進みます
- 「デバイスのロック解除」をタップします
- 「顔認証」をタップします
- 顔認証の設定画面が表示されたら画面を下にスクロールします
- 注意事項を確認して「同意する」ボタンを押します
- 「開始」ボタンを押したら画面の案内に従って登録します
- 顔の登録が完了したら「完了」ボタンをタップします
誤って消した通知。履歴機能で確認できます
ステータスバーに残っているのが嫌だからという理由で、通知の内容も確認せず一括で消してしまうことがよくあると思います。
消してしまったら後で見返すことはできない通知ですが、「通知履歴」をオンにすると消してしまった履歴も確認できます。
以下の手順を参考に設定からオンにしましょう。設定をオンにした時点から受け取った通知のみ履歴に残ります。
- 設定画面を起動して「通知」を選択します
- 「通知履歴」に進みましょう
- 「通知履歴を使用」をオンにすると、オンにした時点から受け取った通知が履歴に残ります
アプリごとの言語を変更する
アプリごとに言語設定を変更することもできます。
例えば、設定画面やホーム画面などは日本語のまま、GoogleマップやYouTubeだけを英語にすることが可能です。
- 設定画面を開いて「システム」に進みます
- 「言語」に進みます
- 「アプリの言語」に進みましょう
- 言語を変更したいアプリをタップします
- 変更後の言語をタップしたら完了です
周囲の音に合わせてバイブレーションを自動調整する
Google Pixelでは、マイクで周囲の音を計測してバイブレーションを自動調整します。
静かな場所で強い振動によって音が鳴るとビックリすることがありますが、この機能を利用することで解消されます。
- 設定画面で「音とバイブレーション」を選択します
- 「バイブレーションとハプティクス」に進みましょう
- 「バイブレーション自動調整」に進みます
- 「バイブレーション自動調整を使用する」をオンにします
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