iPhoneのピクチャインピクチャの使い方を解説。YouTubeを小窓で再生
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

iOS 14以降にアップデートしたiPhoneでは、小窓で動画を再生しながら別のアプリを使い続けたり、FaceTime通話ができる「ピクチャインピクチャ」を利用できます。
この機能を使えば、友だちとビデオ通話をしながらカレンダーを見て会う日程を決めたり、ドラマや映画を見ながらXで反応をチェックしたり、スポーツを観戦しながらスタッツを確認することができます。
この記事では、iPhoneとiPadで利用できる「ピクチャインピクチャ」の使い方を紹介します。
ピクチャインピクチャとは?
iOSとiPadOSのピクチャインピクチャは、小窓で動画を再生したり、FaceTime通話をしながら他のアプリを利用できる機能です。
ピクチャインピクチャの画面サイズはピンチ操作で拡大/縮小が可能。また、ウィンドウをドラッグ操作することで好きな場所に移動したり、画面の外に移動させて再生画面を一時的に非表示にしながら音声のみ楽しむこともできます。


残念ながらピクチャインピクチャは、すべての動画サービスで利用できるわけではありません。
記事執筆時点でYouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、Apple TV+、NBA Rakutenなどで利用できることを確認しています。
アプリで対応 | ウェブで対応 | 非対応 |
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ピクチャインピクチャの使い方
YouTubeでピクチャインピクチャ
YouTubeがピクチャインピクチャに正式に対応したのは2022年7月から。それまではベータ提供されていました。
なお、米国では無料ユーザーも含めてピクチャインピクチャを利用できますが、日本では有料プランの「YouTube Premium」を契約しているユーザーのみ利用できます。
無料でもSafariのデスクトップモードを利用することで、ピクチャインピクチャを利用できることもありますが、度々利用できなくなるなど不安定なので、ピクチャインピクチャを常時利用したいなら「YouTube Premium」を契約しましょう。
YouTubeアプリで小窓再生する
- YouTubeアプリを起動後、画面右下のプロフィールアイコンをタップします
- 画面右上のアイコンをタップして設定画面を表示します
- 「再生」に進みます
- 「ピクチャーインピクチャ」をオンにしましょう
- iPhoneの設定画面を起動して「一般」に進みます
- さらに「ピクチャインピクチャ」に進みます
- 「ピクチャインピクチャを自動的に開始」をオンにします
- 設定を終えたらYouTubeで動画を再生後、ホーム画面に戻ると、ピクチャインピクチャで再生されます
ウェブ版YouTubeで小窓再生する
- YouTube.comにアクセスして動画を再生したら画面を一度タップして、右下にある拡大ボタンをタップします
- 拡大再生したら画面をもう一度タップして左上のピクチャインピクチャのボタンをタップします
- これでYouTubeで動画を見ながら別のアプリを操作できます
Netflix、Disney+、アマプラ、ABEMAでピクチャインピクチャ
NetflixやDisney+、Amazonプライム・ビデオ、NBA Rakutenでは、ピクチャインピクチャの専用ボタンが用意されていません。こういったアプリやサービスでは、動画を再生したあとホーム画面に戻るだけで、ピクチャインピクチャで再生できます。

ピクチャインピクチャの操作方法
動画の大きさを変更する
ピクチャインピクチャのウィンドウをピンチインで縮小、ピンチアウトで拡大できます。現時点でピクチャインピクチャの画面サイズは大・中・小の3種類です。


動画の表示場所を変更する
ピクチャインピクチャのウィンドウをウィンドウを邪魔にならない好きな場所に移動できます。移動できる場所は画面サイズが中・小の場合は4つのコーナーに、大の場合は上と下に移動できます。


動画をしまって音声だけ再生する
ピクチャインピクチャのウィンドウをタップしたまま離さず画面の外に動かす(ドラッグ操作)と、ピクチャインピクチャの画面が邪魔にならず音声が流れた状態で別のアプリをフルサイズで使用できます。


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