もうフィルム貼りは自販機が良い。日本初のiPhone保護フィルム自販機「フィルラボ」レポート

スマホを買ったら、まずやっておきたいのが画面をキズや割れから守るための保護フィルム貼りです。

ただ、フィルム貼りは面倒で難しく、ネットで買ったフィルムを自分で貼ってみると、気泡やホコリが入ったり、少しでも位置がズレると気になってやり直しになることも少なくありません。

ヨドバシカメラやビックカメラなど、保護フィルムの貼り付けサービスを提供している家電量販店もありますが、スマホを預けた状態で長い時間、待たされることもあります。

そんな中、最近じわじわと広がりつつあるのが、保護フィルムを自動で貼れる自動販売機です。今回は実際に体験してきたので、貼り付けの流れや仕上がり、料金など気になるポイントをレポートします。

保護フィルム自販機の使い方はこんな感じ

自販機には大きなタッチパネルが設置されていて、まずはスタートボタンをタップします。あとは画面の案内に従って、以下のように操作していくだけです。

@sakakuray ありそうでなかったiPhoneの保護フィルムを貼れる自動販売機。あったから使ってみた 機種とガラスフィルム選ぶ ↓ PayPayやクレカで決済 ↓ フィルムとケース剥がしてボックスに入れる ↓ 画面のクリーニングとフィルムの貼り付け ↓ 2-3分でできあがり🪄 高いけど作業早いしこれ良いな #iphoneフィルム ♬ オリジナル楽曲 – mobilelab

気になる料金と満足度は？

フィルムの種類は以下の3つから選べます。料金はすべて2,980円です。

ガラスフィルムは1,000円前後で購入できますが、量販店の貼り付けサービスを利用すると1,500円前後かかります(1,2)。そう考えると、保護フィルム自販機の料金は決して高すぎるというわけではありません。

実際の仕上がりはというと、気泡なし、ホコリなし、ズレなしで満足。ただし、いくつか注意点もあります。

失敗したら貼り直しはできる？

貼り付けは1回限りで、貼り直しはできません。

貼り付け作業が完了すると「仕上がりをご確認ください」というアナウンスがありますが、仕上がりに問題があってもその場で貼り直しはできず、どうすればいいのか不明。

一応、自販機にカスタマーサポートセンターの電話番号が記載してあって、そこに連絡すると何らかの対応を受けられるのかもしれません。

ただし、サポートの受付時間は平日の10時から17時に限定されていて、夜間や週末はすぐに対応してもらえない点は自販機ならではのデメリットといえます。

もうひとつはフィルムの在庫に限りがあるということ。

貼り付けたい機種のフィルムに在庫がない場合は補充を待つ必要があります。ただし、自販機はクラウドを通じて、リアルタイムで状況把握されているとのことで、在庫の補充は迅速に行われているはず。新機種の発売直後を除けば、在庫に困ることはなさそうです。

保護フィルム自販機はどこにある？

2025年6月時点で設置場所は全国に11ヶ所。現時点では関東圏を中心に展開されているようです。

筆者は新宿マルイ本館の地下1階に設置された自販機を利用しました。1階にはApple新宿もあるため、iPhoneの購入後にそのままフィルム貼りまで完結できるので便利です。

対応機種は？

現在対応しているのはiPhoneのみですが、8年前に発売されたiPhone Xから最新のiPhone 16eまで、かなり幅広くカバーされています。

全機種への対応は難しいと思いますが、今後はGoogle PixelやGalaxy、Xperia、AQUOSなど人気のAndroid機種にも広がって欲しいところです。

結論：もう保護フィルム貼りは自販機で十分

家電量販店での貼り付けサービスは、混雑状況によっては待ち時間が長く、貼り付けまでにかなり時間がかかることもあります。

一方、自販機なら先客がいなければ数分で完了します。先客がいても機種の選択から貼り付け完了まで1人あたり5分もあれば、完了するはず。

多少料金はかかるものの、手間なし・短時間・きれいな仕上がりがそろっているので、フィルムにこだわりがなければこれで十分だと感じました。