発火報告も。Pixel 6aに性能低下アップデート、過剰発熱の回避でバッテリー容量と充電性能を制限
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

Googleが2022年に発売した一部の「Pixel 6a」を対象としたバッテリーアップデートを発表しました。
このバッテリーアップデートによって、充電サイクルが400回に到達すると意図的に電池容量と充電性能を制限し、バッテリーが過剰に発熱するリスクが軽減されます。
なお、充電サイクルは、1回の充電で1カウントではなく、バッテリーを100%分消費するごとに1回とカウントされます。
今年1月にはPixel 4aにも同様のアップデートを提供
Googleは、今年1月にPixel 4aにも同様のアップデートを提供しました。
オーストラリアのACCC(競争・消費者委員会)は、過熱したPixel 6aのバッテリーが火災や火傷のリスクを及ぼす可能性があるとし、リコールを案内していました。
Pixel 4aにおいては、アップデートの影響を受ける端末を対象にバッテリーの無料交換を行うプログラムも発表しています。
また、今年4月にはPixel 7aのバッテリーが膨張する可能性があるとして、延長修理プログラムが発表されています。
現時点でPixel 6aを対象にした修理プログラムは発表されていません。
ただし、Googleは来月にも影響を受ける対象者に問題の詳細を連絡するとしており、同様のプログラムは後日発表される可能性があります。
Pixel 6aの一部の端末において、潜在的なバッテリー過熱のリスクを軽減するため、必須のソフトウェア更新が必要となります。この更新により、バッテリーが400回の充電サイクルに達した後に、容量と充電性能を低下させるバッテリー管理機能が有効になります。影響を受けるお客様には来月、問題に対処するための必要な情報をすべてご連絡いたします。
なお、Google Pixelのサブレディットでは、充電中にPixel 6aが発火したと複数報告(1,2)されています。
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