iPhoneのデフォルトアプリを変更する方法:iOS 18の新機能
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

Appleが2024年12月にリリースしたiOS 18.2では、ChatGPTが統合されたSiriや絵文字をカスタム生成できるジェン文字、AIを活用した画像生成ツール、カメラでかざして詳細を調べられるビジュアルインテリジェンスなど、Apple Intelligenceの新機能が追加されました。
新機能の追加だけでなく、機能改善も実施されており、より多くのデフォルトアプリを変更可能に。さらに、変更もカンタンになりました。
変更できるデフォルトアプリまとめ
iPhoneは長らくデフォルトアプリに厳格でしたが、反トラスト法(独占禁止法)の疑いを指摘されたことで、発売から約13年も経過した2020年に配信したiOS 14でようやく解禁しました。
iOS 14で変更が可能になったのはデフォルトのブラウザとメールのみでしたが、iOS 18.2では、さらに多くのデフォルトアプリを変更可能に。それに伴い、設定画面にデフォルトアプリを変更できる項目が追加されました。
ただし、すべてのアプリをデフォルトに設定できるわけではありません。Rakuten Linkを通話アプリのデフォルトにすることはできず、LINEをメッセージアプリのデフォルトにすることもできません。
- メール
- メッセージ
- 通話
- 通話フィルタリング
- ブラウザアプリ
- パスワードとコード
- 非接触型アプリ
- キーボード
デフォルトアプリを変更するとどうなる?
デフォルトアプリを変更すると、リンクなどをタップした際にデフォルトに設定したアプリが表示されます。
例えば、メールの送信リンクをタップしてGmailを起動したり、電話番号をタップして発信する際に通話アプリで電話をかけたり、着信拒否や発信者番号を提供するために通話フィルタリングを指定することができます。
デフォルト | アプリの動作内容 |
---|---|
メール | 新しいメールの作成にサードパーティのアプリが使用されます |
メッセージ | 新しいメッセージの作成にサードパーティのアプリが使用されます |
通話 | 通話をかけるときにサードパーティのアプリが使用されます |
通話フィルタリング | 着信拒否および発信者識別アプリが、着信を拒否し発信者番号を提供することを許可します |
ブラウザアプリ | サードパーティのアプリはリンクを開いたり、ウェブを閲覧したりするためにを使用されます |
パスワードとコード | サードパーティのアプリが自動入力で使用され、確認コードとQRコードの設定用リンクも開かれます |
非接触型アプリ | 非接触型リーダーでNFCを使用するときにサードパーティのアプリが自動選択されます |
キーボード | 他社製キーボードで文字入力できます。 |
デフォルトアプリを変更する方法
デフォルトアプリを変更することはiOS 14から可能でしたが、設定画面の各所にちらばっていました。iOS 18.2では、1つの設定項目からすべてのデフォルトアプリを変更できます。
なお、デフォルト変更に対応したアプリがインストールされていない場合、標準アプリ以外は表示されません。
- iPhoneの設定画面を表示します
- 一番下までスクロールして「アプリ」に進みます
- 「デフォルトのアプリ」に進みます
- 変更したいデフォルトアプリを選択します
- デフォルトを変更して完了です
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