iPhone 17 / Airを買ったら変更したい24のおすすめ設定
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア『携帯総合研究所』の創設者・運営者です。記事の執筆をはじめ、各キャリアやメーカーへの取材、素材の撮影も行なっています。システムエンジニアとしての経験を活かし、HTML・CSS・JavaScript・PHP・Pythonを用いたサイトデザインやテーマの構築を行っています。また、4キャリアの料金比較ができるシミュレーターの開発も担当しています。

iPhoneは毎年のように進化を重ね、これまで18回のメジャーアップデートで機能を大幅に拡張。
最新のiOS 26では、新しいデザイン要素リキッドガラスを導入したことで、12年ぶりとなる大規模なデザイン変更になりました。
その一方で、設定項目は年々増えて複雑化し、「あの機能を変えたいのにどこにあるのかわからない」と迷ってしまうことも少なくありません。
この記事では、初めてのiPhoneを快適に使い始めたい人に役立つ基本的な設定から、XXXXXといった上級者向けの設定や機能までおすすめの設定をまとめました。
iPhoneの電池持ちを改善する

設定を見直したり、ショートカットアプリを使ってiPhoneの電池持ちを大幅に改善することができます。
電池を大量消費する5Gの節約モードをオンにする
iPhone 12以降のモデルは超高速通信の5Gに対応。Wi-Fiにつながなくても数百Mbps〜数Gbpsを計測することがあります。
開始当初は電波の弱いスポットが多く、5Gに接続すると電波もギガもあるのにつながらない現象が頻発していたことから5Gをオフにすると快適に利用できることがありました。
スタートから5年以上が経ち、5G基地局が増加した今は電波の弱いエリアは以前に比べて小さくなりました。5Gをオフにすると、本来は快適なはずの5Gにつながる道を自らふさいでしまうため、現在は悪手とされています。
ただ、これはあくまでも理論上の話。通信体験は場所によって大きく異なります。筆者はドコモを利用していますが、電波が十分にあるにも関わらず、つながらないと感じるのは画面に5Gと表示されているときが圧倒的に多いです。
自分の体感に合わせて変更するのが最善です。
iPhoneには、3つの5Gオプションが用意されています。
- 5Gオート:5Gの速度にしても大きな効果がない場合は、4Gに自動的に切り替わるため電池を節約できます
- 5Gオン:5Gネットワークのエリア内にいる場合は常に5Gを使用します。電池持ちが悪くなる場合があります
- 4G:5Gのエリア内であっても4Gしか使いません
シングルSIMで利用している場合(通常はこちら)
- 設定画面を表示して「モバイル通信」に進みます
- 「モバイルデータ通信のオプション」に進ます
- 「音声通話とデータ」に進みます
- 「5Gオート」または「5Gオン」に変更します
デュアルSIMで利用している場合
- 設定画面を表示して「モバイル通信」に進みます
- 設定を変更する回線を選択します
- 「音声通話とデータ」に進みます
- 「5Gオート」または「5Gオン」に変更します
低電力モードを自動でオンにする
iPhoneのバッテリーが少なくなったら、低電力モードを使うことで消費電力を抑えることができます。
バッテリーの残量が20%以下になると、低電力モードをオンにするか聞かれますが、30%などもう少し残量がある時、15%など残量がもっと少ないときに低電力モードを利用したい場合はショートカットを使って自動化できます。
- 5Gがほとんどのデバイスでオフ(iPhone 12とiPhone13モデルでのビデオストリーミングと大容量ダウンロードを除く)
- 自動ロックがデフォルトの「30秒」に設定
- ディスプレイの明るさが低下
- ProMotionディスプレイ搭載モデルのディスプレイのリフレッシュレートを最大60Hzに制限
- 一部のビジュアルエフェクトをオフ
- iCloud写真を一時的に停止
- 自動ダウンロードをオフ
- メールの取得をオフ
- アプリのバックグラウンド更新をオフ
- ショートカットアプリを起動します
- オートメーションタブで「新規オートメーション」または画面右上の「+」ボタンをタップします
- 画面を下にスクロールして「バッテリー残量」を選択しましょう
- スライダーを動かして低電力モードを有効にする残量を調節。「XX%と等しい」または「XX%より下」を選択します
- 「確認後に実行」または「すぐに実行」にチェックを入れて画面右上の「完了」をタップします
- 「新規ショートカットを作成」をタップします
- “低電力モード”で検索して「低電力モードを設定」を選択します
- 画面右上の完了ボタンをタップします
バッテリー寿命を長くする
iPhoneのバッテリーは、残量が80%を超える状態が続くと劣化が進み、最大容量が減少して電池持ちが悪化します。
そこで便利なのが「バッテリー充電の最適化」です。
ユーザーがどのように充電しているのかを毎日学習。寝ている間は充電量を制限して劣化を防ぎ、起床する時間に合わせて100%の状態になるようスマートに充電することで電池の劣化を抑えます。
不規則な生活の場合は、充電器から外したときに100%まで充電されていないこともあるなど、不便を感じることもあります。これを回避したいときは最適化をオフにしましょう。
最適化を使わず手動で充電量を制限することもできます。iOS 17までは80%、iOS 26では80%、85%、90%、95%に制限できるようになりました。
- 設定画面を表示して「バッテリー」に進みます
- 「充電」に進みます
- 「バッテリー充電の最適化」をオンまたはオフにします
- 最適化をオフにするか確認画面が表示されます
- スライダーを動かして充電上限を変更します
- 100%に戻す際は確認が表示されます
新しいバッテリー節約機能「適応型電力制御」
iOS 26では、新しい電力モード「適応型電力制御」が追加されました。
機能をオンにすると、バッテリー使用量が通常より多いときに自動でパフォーマンス調整が行われます。
- ディスプレイの明るさを下げる
- 一部のアクティビティの処理時間を長くする
- バッテリー残業が20%になったときに低電力モードをオンにする
- 設定画面を表示します
- 設定画面から「バッテリー」に進みます
- 「充電」に進みます
- 「適応型電力制御」をオンにします
画面の明るさをショートカットで自動変更する
iPhoneで最も電池を消費するのがディスプレイです。画面の明るさを落とすことで、電池持ちを節約できます。
電池節約のために明るさを落とすならショートカットがおすすめです。
バッテリー残量に合わせて画面の明るさを20%に落としたり、日が沈んで画面を明るくする必要がない時間になったら、自動で明るさを落とすこともできます。
バッテリー残量に合わせて自動で明るさを落とす
- ショートカットアプリを起動します
- オートメーションタブで「新規オートメーション」または画面右上の「+」ボタンをタップします
- 画面を下にスクロールして「バッテリー残量」を選択しましょう
- スライダーを動かして明るさを自動調整する残量を調節。「XX%と等しい」または「XX%より下」を選択します
- 「確認後に実行」または「すぐに実行」にチェックを入れて画面右上の「完了」をタップします
- 「新規ショートカットを作成」をタップします
- “明るさを設定”で検索して選択します
- 50%をタップ後、スライダーを動かして明るさを調節します
- 画面右上の完了ボタンをタップします
時刻に合わせて自動で明るさを落とす
- ショートカットアプリを起動します
- オートメーションタブで「新規オートメーション」または画面右上の「+」ボタンをタップします
- 「時刻」を選択します
- ショートカットを時効する時間に調整して画面右上の「次へ」をタップします
- 「新規ショートカットを作成」をタップします
- 検索ボックスに“明るさ”と入力して「明るさを設定」を選択します
- 「XX%」をタップしてスライダーを動かして画面の明るさレベルを変更します
- 画面右上の完了ボタンをタップします
明るさの自動調節をオフにする
自動調節機能がオンになっていると、周囲の明るさに応じて自動で明るさが変わるため、電池持ちを節約したいのであれば自動調節をオフにしましょう
- 設定画面を表示します
- 設定画面から「アクセシビリティ」に進みます。
- 「画面表示とテキストサイズ」に進みましょう
- 画面を一番下までスクロールして「明るさの自動調節」のスイッチをオン/オフします
常時表示ディスプレイをオフにする

iPhone 16シリーズまでProモデル限定だったProMotionディスプレイが、iPhone 17シリーズではすべての機種に搭載されています。
これにより、画面が常に点灯し続ける「常時表示ディスプレイ」にも対応しています。
iPhoneに触れることなく時間や通知を確認できる便利な機能ですが、電池持ちを最大にしたいならオフにしましょう。
- 設定画面を表示します
- 設定画面から「画面表示と明るさ」に進みます
- 「常に画面オン」に進みます
- 「常に画面オン」をオフにしましょう
電池残量をパーセント(%)表示する

バッテリー残量はただのアイコンよりも、パーセント表示の方がわかりやすいです。
- 設定画面を表示します
- 設定画面から「バッテリー」に進みます
- 「バッテリー残量(%)」のスイッチをオンにすると、画面の右上にパーセント形式の電池残量が表示されます
画面がオフになるまでの時間(画面ロック)を長くする
購入直後のiPhoneは画面を操作していない状態が30秒続くと自動ロックされて画面がオフになります。
30秒はとても短くすぐに消灯してしまうため、設定から変更しておきましょう。
- 設定画面を表示します
- 設定画面から「画面表示と明るさ」に進みます
- 「自動ロック」をタップしましょう
- 画面が自動でロックされるまでの時間を変更します。おすすめは2分です
写真が浮き上がる3D壁紙を設定する
データ移行すると壁紙も一緒に移行されますが、初めてiPhoneを購入した場合は、初期状態の壁紙が設定されています。
iOS 26では、AIを活用した「空間シーン」によって、iPhoneのカメラで撮影した写真やウェブで保存した画像に3D効果を追加することもできます。
なお、低電力モードまたは視差効果を減らすがオフになっていると3D効果が適用されなくなります。
- ロック画面を長押しで編集モードにします
- 編集画面が表示されたら一番右まで移動します
- 「+」をタップしてロック画面を追加します
- 好みの写真を選択します
- 画面右下に表示される空間シーンのボタンをタップします
- 2本指で壁紙の位置を調節して画面右上の「追加」をタップします
- 「壁紙を両方に設定」を選択して完了です
片手で画面の端に指が届く「簡易アクセス」をオンにする


最新のiPhoneは昔よりも画面が縦長になったことで、画面上部に表示されるボタンやアイコンに指が届きづらくなっています。
そんなときに便利なのが「簡易アクセス」です。
簡易アクセスをオンにして、画面下部に表示されるバー(ホームインジケーター)を下にスワイプすると画面が下にスライド。通常では届かないボタンやアイコンにも指が届くようになります。
- 設定画面を表示します
- 「アクセシビリティ」に進みます
- 「タッチ」に進みます
- 「簡易アクセス」のスイッチをオンにすると、片手モードがオンになります
画面ロックを解除するまで通知の内容を表示しない


ロック画面に表示される通知は常に内容を表示したり、ロックを解除した時だけ通知の内容を表示したり、一切表示しないことも可能です。
画面ロックを解除する前に通知の内容を表示したくない、すぐに通知の内容を変更したいなど必要に応じて設定を変更しましょう。
- 設定画面を表示します
- 設定画面から「通知」に進みます。
- 「プレビューを表示」に進みます
- 常に内容を表示するなら「常に」、ロック解除時に表示する場合は「ロックされていない時」を選択します
黄色く見える画面を直す
iPhoneのディスプレイは周囲の光に合わせて画面のホワイトバランスを調整する「True Tone」機能が搭載されています。
暖色系の照明下では青っぽく、寒色系の照明下では黄色っぽく補正して、どの環境でも同じ見え方になります。
True Toneによって画面が黄色っぽく見える人も多いようです。以下の手順に応じてTrue Tone機能をオフにすると解消されます。
- 設定画面を起動します
- 「画面表示と明るさ」に進みます
- 必要に応じてTrue Toneのスイッチをオン・オフしましょう
文字入力を超快適にカスタムする

スペースを半角で入力する
購入直後のiPhoneはスペースを半角で入力することができません。
これは英語を入力時は半角スペースを、日本語の入力時は全角スペースが入力される「スマート全角スペース」機能によるものですが、まったくスマートじゃないのでオフにしましょう。
- 設定画面を表示します
- 「一般」に進みます。
- 「キーボード」に進みましょう
- 「スマート全角スペース」をオフにすると、日本語入力でも半角スペースで入力できます
文字入力時に振動させる
文字入力時にiPhoneを振動させることができます。長文を書くときなど、打鍵感を得ながら文字入力したい場合はオンにしておきましょう。
- 設定画面を表示します
- 設定画面から「サウンドと触覚」に進みます
- 「キーボードのフィードバック」に進みます
- 「触覚」をオンにしたら完了です。音が不要な場合は「サウンド」もオフにしましょう
片手用キーボードをオンにする
画面の大きなiPhoneでは、持ち手と反対側にある画面端のキーに指が届きにくく誤ってiPhoneを落としてしまうこともあります。
片手で入力できない場合は片手用キーボードを利用しましょう。
- 文字入力時に表示されるキーボードの左下の地球儀を長押しします
- ポップアップにキーボードのアイコンが3つ並んで表示されるので、左または右をタップすると片手用キーボードが表示されます
- 片手用キーボードは画面の左右に小さく表示されるため、片手での文字入力が格段に楽になります
iCloud自動同期をオン・オフにする
iPhoneで撮影した写真や動画はiCloudに自動アップロードされます。
Wi-Fiだけでなく、ギガを消費するモバイルデータ通信の自動アップロードオプションも用意されています。
無制限プランを契約しているならこれをオンに、料金節約のためにプラン変更したのであれば、忘れずにオフにしましょう。
- 設定画面からAppleアカウントに進みます
- 「iCloud」に進みます
- 「iCloudバックアップ」に進みます
- 「モバイル通信経由でバックアップ」をオフにする
背面タップでショートカットを呼び出す

iPhoneの背面を指でトントンと軽く叩くと、よく使うお気に入りのアプリを起動したり、スクリーンショットを保存したり、便利なショートカットを実行することもできます。
Wi-Fiを完全オフにできるショートカットを追加する

iOS 11以降では、コントロールセンターからWi-Fiをオフにしても完全オフにならず「未接続」になります。
Wi-Fiを一切利用しないオフと違って、未接続の場合は場所を移動したり、時間が経過すると再びWi-Fiがオンになります。
Wi-Fiを完全にオフにするには、設定画面からオフにしますが、毎回は面倒なのでショートカットを利用してWi-Fiを一発で完全オフにするよう設定しましょう。
- ショートカットアプリを起動します
- ライブラリタブで「新規ショートカット」または画面右上の「+」ボタンをタップします
- “Wi-Fi”で検索して「Wi-Fiを設定」をタップします
- 最初は“Wi-Fiをオンに変更”となっているのでオフに変更します
- 画面下の共有をタップして「ホーム画面に追加」を選びます
- Wi-Fiと入力してアイコンを検索後、画面右上の「追加」をタップします
- ホーム画面に追加されたら完了。アイコンをタップするとWi-Fiが完全オフになります
アクションボタンの割り当てを変更する
iPhone 17シリーズとiPhone Airには、左側面にアクションボタンが搭載されています。
あらかじめ設定したマナーモードのオン/オフ、集中モード(おやすみモード)、カメラ、フラッシュライト、ボイスメモ、拡大鏡、ショートカット、アクセシビリティといった機能をアクションボタンを押すだけで利用できます。
PayPayや楽天ペイなど、コード決済アプリを割り当てるとロック画面からボタン一発でコード決済アプリを起動したり、Wi-Fiを完全オフにするショートカットを呼び出すこともできます。
マナーモード/鐘のアイコンを消す

サイレントスイッチの代わりに、アクションボタンが搭載されたiPhoneでは、ステータスバーにマナーモードがオンになっていることを知らせる鐘のアイコンが常に表示されます。
常時マナーモードにしている場合は、必要のないもので消したい場合は設定画面からオフにできます。
- 設定画面を起動します
- 「サウンドと触覚」に進みましょう
- 「ステータスバーに表示」をオフにして完了です
使いづらいカメラコントロールを使いこなす

iPhone 16シリーズ以降のモデルには、本体右側に新しいカメラコントロールが搭載されています。
使いこなすと便利な機能ですが、動作がシビアで1年間経っても上手く使えませんでした。以下の記事を参考に感度を調整して快適に動作するようカスタムしてみてください。
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